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「AD-LIVE 2017 特別展示会"「ヒミツ」の秘密"」のあれやこれ

2018年1月5日(金)から1月15日(月)まで、アニメイト池袋本店にて行われた「AD-LIVE 2017 特別展示会"「ヒミツ」の秘密"」についてのあれこれをざっとまとめます。目的はログ残しです。

会場にはWebコンテンツ「モバ-LIVE」のデモ機が設置されたり、各公演、というか各脚本の名称が明らかになる掲示物があったり、もっと直接的に、皆さんが見た「ヒミツ」や「キャラ設定」が掲示されていたり、"「ヒミツ」の秘密"という名前もまさしく!といった情報がてんこもりでございました……そんなわけで、今回は特に激しいネタバレを含みます。もうある程度しょうがないので、諦めてください。

この「ヒミツ」「キャラ設定」もメモは残しているのですが、おそらくDVD/Blu-rayパッケージに封入されるブックレットに掲載されるだろうと予想し、ここで公開することはしません。

同様に、この記事は「後でDVD、Blu-rayで確認できない情報のみを扱う」という趣旨で構成されておりますので、写真を掲載するのは【未登場】のものに限ります。現在予約受付中ですので、ぜひお買い求めください。

では以下、続きを読む からどうぞ。

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AD-LIVEを(私が)語る上での基本用語集

このエントリは、私がAD-LIVEについて文章を記すにあたってよく使用する語彙や概念について、あらためてまとめておくためのものです。最初に書き始めた時点ではAD-LIVE2017公演がまだ行われる前でしたので、若干記述が古い個所が残っていますが、随時、必要に応じて追加・アップデートをしていく予定です。

「この語はどうなの?」「これを書いておかないの?」という指摘を心から歓迎しております。何かありましたらお伝えください。

Ver 1.0 公開 2018/01/10
Ver 1.1 公開 2018/01/11 [AD-LIVE]を更新、[アドリブ]を新規に独立。
Ver 1.2 公開 2018/02/06 [モバ-LIVE][マクガフィン][信頼できない語り手]を追加。
Ver 1.2.1 公開 2018/02/06 [モバ-LIVE]の位置を修正、リンクを追加。
Ver 1.3 公開 2018/02/22 [板][喋-LIVE]を追加。[AD-LIVE]を微調整、[アドリブバッグ][影(陰)]の誤りを訂正。
Ver 1.4 公開 2018/08/31 [ギミック][シンデレラ曲線][デウス・エクス・マキナ]を追加。[喋-LIVE]に追記



では以下、続きを読む からどうぞ。

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一部ブログエントリの非公開化のご報告と、「レポ」に対する方針について

みなさん、あけましておめでとうございます。2018年が皆様にとってよい年でありますよう、心よりお祈りいたしております。

さて、もうかなり時間があいてしまいましたが、先だって公開されました豊永利行さんのエントリを受けて、この記事を書くことになりました。
ameblo.jp

 端的に、現時点での私の方針を述べると、

  • 過去エントリは一時的に非公開(対応済)
  • 検証可能性が担保されたものについては、精査・正確性を再確認の上で再公開という段取りを踏む
    • ただし、精査のスケジュールはおそらくすぐには確保できないので、実質一定期間以上の非公開化

 ということになります。

 以降は、そこに至るまでの道筋の話です。でも……難しいですね。できるだけ正確を期して書いていきたいですが、どうしても長くなります。ご興味がおありの方だけどうぞ。

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AD-LIVE 2017 出演者発表会の内容についての雑感

出演者発表会以降、ちょっと驚くほどアクセスが伸びまして(普段の3倍)、急遽この記事を書くことにしました。まだあんまり精査してないので、粗いところはご勘弁ください。

AD-LIVE 2017出演者発表会についてです!

2018/06/25追記 2018年版の記事ではありませんので、ご注意ください。

AD-LIVE(アドリブ) 2017 - AD-LIVE Project

出演者陣に関しては公式サイトをご覧いただくとして。

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ベタ起こし:『おそ松さん』12話 副音声

PC内のデータを整理していたらこんなものが出てきたので、お蔵出し。音声起こしの整理練習を兼ねた手慰みにトライしたもの。
もう1年半も経ってるから時効でしょう…… 怒られたら消します。

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格好良い『サトウ』と『タナカ』を考える

anond.hatelabo.jp

これこれ、これ本当楽しいですね。西尾維新読者としてはぴくっと来ちゃいます。

  • 格好良い『サトウ』を考える

佐塔 佐統 狭島 沙灯 砂塔 里鵜 里雨 悟宇 悟烏 茶兎烏 左砥右 左ト右 早統 早踏 茶陶 唆答 郷有

  • 格好良い『タナカ』を考える

田奈花 田奈架 田奈夏 他仲 大仲 大那賀 棚鹿 棚掛

みたいな感じでしょうか。まだまだいくらでもやれる気がします。

格好良さの基準

名前付けには、ミーニング系、音合わせ系など、いろいろなパターンがあるわけですが、先に音が決まっている今回は、ミーニングで攻める一手です。

単漢字でも意味を表現できるところを利用して、「サ|トウ」「サト|ウ」「サ|ト|ウ」の分割にそれっぽい字をあてこんでいくことに。そこに、主述か、述語+目的語、修飾関係、類語などを盛り込んでいけば、なんとなくまとまりが生まれて"らしく"なるかなと思いました。

さっと作ったわりに、「悟宇」や「田奈夏」は気に入りました。「左ト右」も変形でいい感じ。元記事の『ササキ』の当て字だったら、「早々機」とか好きです。「早々機 好機」なんてとりあえずまとまっていると思います。



なお、唐突にこんな記事を書いた理由は、『僕のヒーローアカデミア』を12巻まで一気読みしてしまったからです。蛙吹梅雨ちゃん超かわいー!

社会の中で、能力は武器と防具になる

syakkin-dama.hatenablog.com

を読んで、思ったことを書く。

総合的な能力のバランスという面で僕は同期の中で圧倒的に劣っていたと思います。端的に言えば、能力のムラがあり過ぎました。

僕が注目したのはここである。能力のムラ。

能力のムラがなぜ悪いのか? そのことに対して、今のところ僕はある表現でいうことにしている。その言い方はひょっとすると誰かの知見になるかもしれない。

それがタイトルの「能力は武器と防具になる」である。

高等専門学校に通い、脱落した自分

唐突に自分語りになってしまうけれども、僕はかつて、とある工業高専に通っていた。工業高専というのは、専門知識を効率よく、どころか、妥当に学ぶための最適化をかなり極めており、まっとうに授業を受け、研究をすれば、ひとかど程度のエンジニアにはまあなれるだろうさ、みたいな教育機関である。
齢は15、義務教育修了直後の彼ら時々彼女らは、専門知識に関しては特に横並びでスタートを切り、ほどほどに順位をばらけさせながら5年間を過ごす。

僕の通っていた高専の場合は*1高校4年生になった時点で研究室に所属し、研究を始める。ここが分化の始まりである。クラスで隣の席のやつがやっている"学び"は、自分にはわからない専門知識になっていく。逆に言えばそれまでは、「俺とあいつは同じことを知っている(はずだ)」でやっていける。そういえば、MSNメッセンジャー経由でテスト勉強をしていた。あれ楽しかったわ。

僕は、卒業後の進路として専攻科という追加2年コースを選び、就職していった同級生たちと別れ、専攻科課程の途中で見事に脱落した。エンジニアになる自分をあまりうまく思い描けなかった、というより、半年の企業インターンを経て、開発職に向いていないことをはっきり悟ってしまったのだった。この道の先に自分が就きたい職はない、という思いのために、学業に身が入らなくなった。

同時に、自分が研究室で磨こうとした"独自の、クラスメイトと違う専門性"についても、行き詰まりを感じていた。あがいてあがいて生み出したつもりの成果は、ゼミ仲間の質問でたやすくずたぼろにされた。若造なりに心が折れていたらしく、半不登校に至っていた。

そんな折、別のジャンルの職業に強く心惹かれたこともあり、退学の選択肢が浮上した。ここであれこれ大人の知見を得るための相談を重ね、どうやら退学でいい、と見なした。退学の挨拶に、教授の研究室に出向くと、あたたかく迎えてくれ、「今まで学んだ知識を、違う業界で武器にして頑張って」と激励してくれた。

教授の言葉を実感した

訓辞をありがたく受け、退学をきめた僕は、少しのニート期間を経て上京し、エンジニアとは似ても似つかぬ職に就いた。そして、かなり多くの場面で「高専の知識」が猛威をふるうのを目の当たりにした。高専時代はクラスメイト全員が持っていた、当たり前のように所有していた知識が、新しくやってきたここでは、ほとんどの人が持っていない知識だった。ゲーム風に言えば、フィールドを変えたらレア度が上がったのだ。

「知識が武器になるってこういうことか!」と、喜びよりは驚きが勝った。5年強かけて身につけた知識は意外と身についていて、僕の前に現れるいくつかの問題を、他の仲間ではできない方法で撃破した。

その一方で、新参者、イレギュラーなルートを辿った者として、「常識知らず」と言われることもあった。みんなが知っているはずのことを知らないのだ。そこを突かれると痛い、と思った。そして、その弱点を突かれ、排斥された現場もあった。防御力が足りていなかったのだ。

自分だけの武器、みんなと同じ防具

ここにいたって、僕は自分のスキルを「攻撃」と「防御」に整理した。
自分だけが持っているものは「武器」、攻撃力。
みんなと同じく持っているものは「防具」、防御力なんだと。

自分だけの武器がなければ、他の人に取って代わられてしまう。
みんなと同じ防具がなければ、最低限のことができずに見咎められ、外されてしまう。

どっちもあるに越したことはないのだ。向き不向きはあるにしても。

己のステータスをどう特化させるか、どう丸めるか、それ自体も自分づくりであるし、フィールドを変えることによって、武器と防具を入れ替える手もあるだろう。

自分が持っているスキル、知識のどれが「武器」で、どれが「防具」か?
それは、場所を変えたら入れ替わったりしないか?
武器がないと悩んでいるなら、フィールド替えも考えてみていい。

チームの中での自分の役割を考えるときもある。
自分だけの武器でアタッカーを務める。
みんなと同じ基礎技術でディフェンダーを、時にゴールキーパーを務める。
強力な防御担当はチームを助ける。
特化型のアタッカーが輝く場面がある。そんなイメージ。

例えば専門学校で学ぶ、ということは、その分野においては日本で1%以内に入る、ということだ(どんな専門学校でも、全体の比率からすれば100人に1人程度にもいないだろう、たぶん)。クラスメイトの中では落ちこぼれでも、日本全域で見ればレアスキルだと信じていいはずだ。

そんな世界観で、日々を歩く

とまあ、つらつら思っていることを書いたけれども、こんなこと、常日頃から撒き散らしていたら説教くさくていけない。何より、僕は僕として、日々の仕事の中で他者を超える武器をかざさなければならないのだ。防具の隙を見つけたらこっそり埋めながら、僕だけの武器を磨き続けていく。

ところで、武器のメンテナンスは自分で行うしかないが、防具のメンテナンスは仕事仲間に頼ってもいいと僕は思っている。なぜなら防具に相当するスキルは、仕事仲間同士、横一線であることに意味があるからだ。基礎的なスキルを高いレベルで保有する集団は、それだけで売り物になるわけだし。

他人と共有できるスキルは防具に相当してしまいやすい、という話でもあるかもしれない。



自分の武器、自分の防具。いれかえ可能なそれを手の内に、これからもやっていきます。

*1:どこの高専も大抵そうだと思うけど