AD-LIVE 2017 9/16(土) 昼公演 考察 羽多野渉・関智一(リピート用ログ)

AD-LIVE2017 9/16(土) 昼公演の大きなネタバレを含むので、未見の方はこのまま閉じてくださいませ。

本エントリは、私のように「ライブビューイングも観て、あとりぶも観る」、しかも舞台の仕組みその他もできるだけ考えたい!という、奇特な方のために即興で(アドリブで)書きつけるものです。
当然のことながら、ネタバレしまくります。……が、クリティカルなものは反転伏字にしたいと思います。今年度は情報量が多く、いろいろと拾いきれていませんが、どうかご了承くださいませ。

出演者

Aキャスト:羽多野渉
Bキャスト:関智一
彩-LIVE :辻本耕志、砂川禎一郎、猪狩敦子、廣瀬詩映莉

2人の関係

宇宙船の乗組員



ではしばし開けて……










どうぞよろしくお願いいたします。

  • 開演し、上部スクリーンに表示された名前はコウモリ(演:羽多野渉)とパンダ(演:関智一)。まさかのコードネーム風に会場がわきました。
    • 明転すると、そこには宇宙船の乗組員が揃っていました。コンドル(演:砂川禎一郎)、アゲハチョウ(演:猪狩敦子)、カラス(演:辻本耕志)、キリン(演:廣瀬詩映莉)。
    • 4年のコールドスリープから目覚めたからな、というパンダは、「自己紹介をしよう」とメンバーに促します。「まずは私からだな。この宇宙船のキャプテンを務める、キャプテン・パンダだ」と名乗ったパンダに続き、サブリーダーのコンドル以下全員が自己紹介。
    • 続いて、この船のミッション説明に移ります。艦はギロッポン星に向かって航行。しかるべき時にギロッポン星へのミサイル攻撃を行う。そしてそのミサイルの発射をするにも止めるにも、専用の鍵が必要である、と。キリンが「その鍵は私が肌身離さず保管しています、今もここに」と出してみせると、コンドルが慌てて止めに入ります。「この船にはスパイが乗っているかもしれないんだぞ!」と言うコンドルの言葉に、周囲には緊張が……
    • 場に流れる疑惑の空気。ろれつが回っていないコンドルや、ひとり雰囲気の違う服を着ていたコウモリなどが疑われ始めますが、発進のためもあり、一旦はスパイ探しは打ち切り。宇宙へと飛び立ったのち、メンバーは解散、コウモリは着替えへ。二人になったパンダとコンドルは、あらためてミッションの確認を行います。スパイには十分気を付けてください、と念を押すコンドルは、「以前、100人乗っている宇宙船のうち、99人がスパイだったことすらあるんですから」と言います。
      • 衣装は自前だったようで、関さんの服が他の隊員と似たニュアンスだったのはまったくの偶然だとか(ご自身の劇団の過去の衣装だそうです)。彩-LIVEも非常に驚いたとおっしゃってました。また、関さんが先陣を切った自己紹介についてもカーテンコールでコメントがあり、鈴村プロデューサー曰く、「関さんがいかなかった時のためにコンドルを副隊長にしてある。副隊長がいれば、その人が説明するのはおかしくないから。でも全部関さんがやってくれてる、本当にすごい」。一方、すべてにおいて先手を取られた砂川さんはかえって動揺してしまい、セリフの多くで噛みまくり。ネタではなくマジだったそうです。

第1のヒミツ

【ネタバレ】 もちろん、この宇宙船にはスパイが乗っている

  • 着替えて戻ってきたコウモリは、皆とおそろいのジャケットになっていました。交代に着替えにいくパンダと、入電があり部屋を出ていくコンドル。コウモリが一人になったところへ、なんだか挙動不審なキリンがやってきました。
    • コウモリ一人ですか、と確認するキリンへ、びびりながらうなずくコウモリ。ひたすらに怪しい動きをしたキリンは、唐突にコウモリに「好きです!」と叫び袋を押し付けました。一人の時に開けてください!と訴えたあたりでパンダが戻ってきました。コウモリはうまく袋を戸棚に隠し、とりあえずは大丈夫そうです。
    • パンダとコウモリに、生命維持ドリンク作りを頼むキリン。これがないとみんな死んじゃいますからね、と言われ、材料を取り出し始めたところに鳴り響く警報。まさか、侵入者!? 侵入者に対応しようとする2人ですが、「ジュースが優先で!」と押し切られ、2人は首を傾げつつジュース作りにトライ。
      • 「これトマトにカビ生えてない!?」と関さんが声を上げるという波乱の事態から始まってしまったジュースづくりですが、バナナ、魚肉ソーセージ、小松菜、ゴーヤ、青汁、レモン汁にメープルシロップ、ぶどうなどなど、ミッションに忠実にギャンブルしていくお2人が楽しい場面です。客席から悲鳴が上がってましたね。
      • カーテンコールでもいっぱい話題にされた生命維持ドリンク。羽多野さんによるミキサーの分解ミスはもちろんのこと、彩-LIVEの皆さんが口を揃えて「意外と飲める」と言い放つミラクル。決め手はだばだばに注がれたレモン汁だったそうで、あれのおかげで助かったのだとか。一方、鈴村プロデューサーの一言、「あのジュースができていく過程で、顔面蒼白だった人が一人だけいます」。その一人とはコンドルを演じた砂川さん。「僕だけは、あのジュースを飲んで『美味しい』と言うことが決まっていたんです」とのことで、絶対に外せないセリフがあるとこういうところが辛いわけですね。手加減しないんだもんなあ、2人とも。
    • 騒ぎも収まり、メンバーが入れ替わり立ち代わり、出来上がった生命維持ドリンクを口にします。【ネタバレ】自分たちにとっては必須ですけど、これを飲むと死んでしまう異星人もいるんですよね、なんて雑談もしつつ……
    • アゲハチョウが本部からのメッセージを持ってやってきました。パンダにヘッドホンをはめさせたアゲハチョウは、パンダに聞こえないことを確認し、コウモリにこっそり話しかけます。「あたしも同じ。あなたも仲間なんでしょ」と。なんとかミサイル発射を阻止しようね、と力強く言って去るアゲハチョウ。

第2のヒミツ

【ネタバレ】 この宇宙船には、スパイが3人乗っている

  • 騒ぎが収まったと思ったら、再びの警報。今度はすべての隔壁が閉鎖され、部屋の移動ができなくなってしまいました。
    • ちょうどロビーにいたコウモリとパンダもまた、閉じ込められてしまいます。腹をくくり、カップラーメンを食べ始めるパンダとコウモリ。そこで二人は、なぜ宇宙船に乗ったのか、とお互いの事情を語り合います。
      • 関さん、羽多野さんともにその場で台詞を作りながら語っているわけですが、とても自然な会話! けれど、その場で言葉を選びながら語る、というのは、ある意味では、私達が普段、普通に語り合うのと変わらない行為でもあります。自分ではないキャラクターとしてその状態に到達しているところが凄まじいんですよね。

第3のヒミツ

【ネタバレ】 コウモリはミサイルの発射を阻止するために乗り込んだ宇宙人だ

  • 警報が解除され、駆け込んできたコンドル。キリンが襲われ、ミサイルをコントロールするための鍵が奪われたのです! 意識がもうろうとしているキリンは、自分を襲った人物について、「黒い羽の……」とだけ言い、意識を失ってしまいます。
    • パンダが背負った黒い羽をはじめ、コウモリやカラスも候補に入ってしまいました。クロアゲハじゃないか、コンドルも黒いだろう、と擦り付け合いになるものの、コウモリがキリンから物を受け取っていたことが発覚し、流れが傾きます。袋の中には、かぎ型のクッキー。結局鍵穴には合わないクッキーでしたが、やはり怪しい、という理由で拘束されるコウモリへ、コンドルが「正直にスパイが名乗り出るなら、作戦を中止してもいいと思っている」と思わぬ譲渡を申し出ます。ですが、キャプテンであるパンダは断固として作戦中止を認めません。絶対に中止するわけにはいかない、というパンダと、懐柔を試みるコンドルの対立は……

第4のヒミツ

【ネタバレ】 コウモリはギロッポン星の出身である

  • ついにコウモリは【ネタバレ】自分がスパイであることを認め、どうしてもギロッポン星を破壊を阻止したいのだ、と訴えます。
    • しかし命令はギロッポン星へのミサイルの発射。彼らはあくまで任務としてこの船に乗っている……と、そこへ、キャプテン・パンダが、ミッションの真の目的を開示します。この船の目的は、【ネタバレ】ミサイルを利用し、近く行われるギロッポン星への攻撃を撃墜、ギロッポン星への破壊を阻止することなのだ、と。この重要なミッションへの妨害を極力防ぐため、真の目的を知っていたのはパンダとコンドルの2名だけでした。
      • 本当に完璧なタイミングでの「ヒミツ」の開示だと思います。関さんのコントロールはもちろん、後出し、後出しのあおりをキャラクター設定を引き受け続けている羽多野さんの仕上がり方もとてもすごい。

最後のヒミツ

【ネタバレ】 この中に一人、宇宙一凶暴な戦闘種族のザギン星人がいる

  • 乗組員がまとまりかけたところに、突如として本性をあらわす【ネタバレ】ザギン星人のカラス
    • 圧倒的な力に屈しそうになる乗組員たちですが、生命維持ドリンクの存在を思い出します。一部の宇宙人にとっては猛毒にもなる、生命維持ドリンクを飲ませれば、きっと奴も倒せるはず!
    • 敵の背後に回り込み、取り押さえるキャプテン・パンダ! そして無理矢理に生命維持ドリンクを飲ませると、敵は生涯に一片の悔いもない感じで大往生しました。
      • 関さんの素早い回り込みが実にお見事! 彩-LIVEの皆さんが本当に見失っているらしいところが気になります。この回り込みは舞台の裏を使っており、裏での移動をメインキャストが自発的に(=彩-LIVEなどの誘導なしで)行っている、珍しい場面だと思います。
  • 敵を排除し、ようやく真の目的を果たせることになった一同は、鍵を差し込み、ミサイルを発射。轟音とともにミサイルが放たれ……結果、ミッションは大成功!
    • すべてが丸く収まったところへ、やってくるキリン。なんとか一命をとりとめ、ロビーにやってきた彼女へ詫びるパンダに対し、キリンは「コウモリとの交際を許可していただきたい!」と宣言し、腰を直角に折って手を差し出します。「お願いします!!」というキリンを、しかしコウモリさんはスルー……。
    • クルーたちに、キャプテン・パンダは自分の想いを語り始めます。かつて自分を救ってくれた人がいたこと……その人との約束のことを。
      • ここから、関さんの長尺の芝居がさく裂。……小道具の取り扱いも含めて、すべて関さんの即興だそうです! あらゆる要素がどんどん畳まれていく展開と、それに乗っかっていく羽多野さん、および彩-LIVEの技がさえわたっていると思います。なお、【ネタバレ】アゲハチョウの正体については、鈴村プロデューサーから「せっかく羽多野くんが話に出しているから、【ネタバレ】妹だってことにして行こう!」という判断があったというコメントが出ていました。
    • 最後には、パンダが差し出した手をコウモリが固く握りしめ、このミッションは終わりを迎えました。

結末の行動

【ネタバレ】 握手をする*1



……というわけでした。少し更新が遅くなってしまいました。……下ネタに関するくだりを省いたのはわざとです!
本当にあれこれたっぷりしている公演なので、今日も楽しみです。

*1:キリンの行動もオチへの誘導ということになりますね。鈴村プロデューサー曰く、「ここで【ネタバレ】握手をして終わってもいいんじゃないか、ということで、廣瀬さんにお願いしていた様子。ところで、7月21日公開のヒミツ動画では関さんが「まぁそうなるよね」「それしか浮かばない」「上手にいったら感動的な話」「観直しておこう、いろいろ」、羽多野さんは「大変だなあ、どういう形で……」とコメントしておりまして、つまり、異星人との遭遇、交流と予想したのだと思います。