AD-LIVE 2016 9/25(日) 夜公演 考察 福山潤・中村悠一(リピート用のフラッシュメモ)

AD-LIVE2016 9/25(日) 夜公演の膨大なネタバレを含むので、未見の方は即座に閉じてください。

これは、私のように「ライブビューイングも観て、あとりぶも観る」、しかも役者の脳内にも迫ってみたいZE、というけっこう奇特な方のために即興で(アドリブで)書きつけるものです。のちにDVD発売に向けて追記するかも。
想定より記憶違いが多いので、そのあたりは割り引いてください申し訳ないです。

私にとって、この公演は、「福山さんは何をするつもりだったのか?」を強く意識した公演でした。かなり踏み込んで推測していますので、避けたい方はお気をつけてください。

ではしばし開けて……



















始めます。

  • 福山潤さんのターンです。
    • そ、そういう衣装ありですか? という飛び道具で登場。
      • 中村さんが「俺は(鈴村さんと同じく)ゲラ*1なんですけど、ゲラはこういうの弱いんです」と頭のトゲが折れてることに触れたり。
      • アフタートークでは衣装の発注について(出演者発表会時点ですでに発注済み)、およびその料金についての話題も。料金はとても言えない、ということで、観客席からは目隠ししつつ情報交換。福山さんが「お礼も込みで……」と示した数字を見た鈴村さんは、「プロデューサーとしてはありがとうの一言」と握手を求め、中村さんは「こいつアホやん、こいつバカだ」と言い切りました。いわく、「俺はAD-LIVEに関してはギャラが全部飛んで構わない、って思ってるんで」だそうです。インカム用の収納空間があったりと手が込んでいるので、相当な額がかかっていると思います。
        • (追記)……考えてみたら、出演者に自腹切らせてるんですね。ギャラは衣装代コミコミということか!
    • 映し出されたシルエットは、なぜかこちらも飛び道具風でした。
      • 中村さんの“対福山潤”戦略だと思っています。もちろん、事前打ち合わせはなしです。
    • クイズでは不思議な問いかけがたくさん。終末予言や世紀末の話など、先がまったく読めません。
      • 中村さんはわざと不正解を出していると思います。
  • 対面し、お互いの格好が認識されます。
    • 世紀末(ジェイ。演・福山潤)と、死神ローブ&鎌(ユウジ。演・中村悠一)でした。
      • 中村さんは衣装を自前で購入。アフタートークで鎌の購入エピソードに触れ、「ネット通販で購入したら剝きだしで届き、配達員にドン引きされた」旨を語りました。なお、終演後はローブと合わせてアニプレックスに預けたそうです。
    • ジェイは親しげにユウジに語り掛けますが、物腰穏やかなユウジはやや腰が引けています。ただ、ユウジはかなり人がいいらしく、受け答えはしっかり続けます。
  • バスに乗り、第一の場所へと移動。
    • バス内では、ジェイが自分の服装を描いたイラストを取りだし、「お前と一緒に考えたんだよ」と懐かしそうに語ります。
      • このイラストも衣装を発注した方が描いたものかもしれませんよね。
  • 第一の場所、歓楽街。
    • 幼いユウジをジェイは連れまわしていたそうです。夕飯はだいたいここだった、オカルトが好きだったな、じいちゃんによく怒られたなど、語られるのはユウジが幼少のころの思い出です。そして、設置された思い出ボックスにはなぜか、コールドスリープ契約書が。ジェイは20年近く前、終末の予言を恐れ、コールドスリープに入ってその時を迎えようとしていた、と言うのですが……
      • 情報の出かたがとびとびなので、なかなか話が見えてきませんが、ジェイがあまり素行が良くないこと、コールドスリープに飛びつくような人間であることなどは分かりました。年の離れた兄弟と、口うるさい祖父。しかし、ユウジ自身に関する情報があまりなく、中村さんとしては忍耐の展開になっています。
  • 再びバスに乗り、次なる場所へ。大筋が見えてこないなか、Cキャストの乱入が起こります。やってきたのは二人の祖父(演・山岸拓生さん)。全力でジェイを叱り飛ばし、ユウジを怯えさせます。
    • 正確な言葉を使わない祖父を、ユウジがエスパーじみた理解力でフォローする展開が楽しい場面。ジェイことジュンジがユウジをコールドスリープに巻き込もうとしたこと、それをきっかけにジュンジはユウジたちと離れたことなどが判明します。ユウジのやさしさに、ジュンジも、また祖父も、甘えていたのでしょうか。
      • 話が明らかになるにつれてジェイことジュンジのクズっぷりが上がりますが、これは偶然ではなく、福山さんの狙いどおりだと思います。話が進むにつれてユウジとジュンジの兄弟仲が悪化する(ように見える)という構築なら、最後の場面には葛藤が生まれますから。
      • Cキャスト山岸さんは、鈴村プロデューサーから「このままだと最後まで行ききらないかもしれないから、思い切り引っかきまわしてください」という指示を受けていたとか。
  • 祖父が去り、場面は第二の思い出の場所へ。ここが、ユウジとジュンジの別れの場だったのでした。
    • 思い出ボックスには祖父のひしゃげたメガネと、破れたパスポート。ジュンジの強引な渡航を祖父が止めにきたのだ、とジュンジは語ります。結果、ジュンジはユウジを置いて海外へ……以来、勘当同然だったジュンジですが、祖父の死に際して、もういちどユウジと会う機会が訪れます。それは祖父のためでもあり、ユウジのためでもありました。ジュンジは、己の恥を顧みず、二人のためにマインドダイブしてきたのです。
      • 【推測】ここからは私の個人的な推測となります。ジュンジの世紀末の格好は、終末の予言に怯えるユウジを励ますべく、「終末」を「世紀末」にすり替え、「世紀末が来たら、こういう恰好で乗り切ってやろうぜ!」と元気づけるためのものだったのではないでしょうか。あの奇抜な格好も、兄から弟への遠回しな愛情だった。けれど一方で、ジュンジ自身も終末に対する恐怖はあり、コールドスリープに手を出してしまいます。ユウジを巻き込んだのは、浅はかではあれ、やはり愛情の発露でしょう。弟を守るのは自分だと思っていたのかも。
      • 【推測】空港で祖父に追いつかれたジュンジは、祖父を殴り飛ばしてしまいます(メガネが歪んだのはその時です)。しかも、そのままユウジを置いて海外へ…… なぜ、あれだけ守ろうとしたユウジを置いていったのか? それは、「助かるのは俺だけでいい」と一度は思ってしまったから。一方、兄に殴られる祖父を見たユウジには、「自分がおじいちゃんを守らなきゃ」という想いが、必要以上に強烈に刻み込まれてしまった。ユウジの祖父に対する過度な献身、祖父の死を受け入れられず遺言書を読めないのも、ジュンジの行動に起因しているのかもしれません。
      • 【推測】そう考えていくと、この状況の原因はすべてジュンジにあるとさえ言えます。だとすればジュンジは、自分の不始末のケリをつけに来たのでしょう。家族のために。
        • AD-LIVE2016において、「誰のドラマなのか」を考えることは面白いです。今回、福山さんの構築したドラマは、兄弟のドラマでした。決定的な負い目がある兄を、弟は許すのか? ……というのが、福山さんの描いた図だと私は推測しています。
        • それに対しては、中村さんの作ったユウジが聖人君子すぎたきらいがあります。福山さんとしてはもうちょっと嫌われておいて、「許せる? 許せない?」で悩ませるつもりだったのでは。


……というところでしょうか。今日はあまり時間がないので、やや手短です。今日も「あとりぶ」行ってまいります。

*1:ここでは「芝居の本筋とは無関係に笑ってしまうこと、またはそうなりやすいこと」ぐらいの意味かと