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AD-LIVE 2016 9/11(日) 昼公演 考察 小野賢章・森久保祥太郎(リピート用のフラッシュメモ)

前記事と同様に、AD-LIVE2016 9/11(日) 昼公演の膨大なネタバレを含むので、未見の方は即座に閉じてください。

これは、私のように「ライブビューイングも観て、あとりぶも観る」、しかも役者の脳内にも迫ってみたいZE、というけっこう奇特な方のために即興で(アドリブで)書きつけるものです。のちにDVD発売に向けて追記するかも。
想定より記憶違いが多いので、そのあたりは割り引いてください申し訳ないです。

ではしばし開けて……





















さっそく行きましょう。

  • 今回の公演は小野賢章さんがプランを提供。公式サイトでの表示順で、「左」にいる側が先攻、というルールのようです。
    • 相変わらずオーディオコメンタリーは夜公演のみなので、これでコメンタリー対象公演もほぼ確定かと思います。
  • 黒髪、黒基調の礼服で登場の小野賢章さん。何かを嗅ぎ取った観客たちからざわめきが漏れていたように思います。果たして、その正体は予想通り、AD-LIVE2015公演で登場の、シンバル奏者・小川奏太です! 前作からの継続出演となりました。
    • キャラクターの再利用は、2015年時点で既に櫻井孝宏さんが実行済みでした。初のプランというわけではありませんが、組み立ての本質は櫻井さんとは異なると思います。前回のキラーワード「ロックってなんなんですか!?」が一年越しで小川奏太を復活させているのですから。
      • 小野賢章さんは、「逆算でキャラクターを作る」ことを2015年公演のコメンタリーで明言しておられます。今回の小川奏太も逆算なのか、いやそれとも、「小川奏太」のその後を小野賢章さん自身も見たかったのか。どうなんでしょうね。
  • 最初のクイズ場面、開口一番「父さん!」と口走る小野賢章さん。ざわつく会場。
    • ここでは、なぜか警告が即座に出ませんでした。どう考えても「第三者による記憶改ざんの可能性が疑われる」発言です。裏側で誰かがボタンを押しそびれていると思います。
    • 小川奏太は「父さん」「パピー」などの呼びかけを縦横無尽に使いながら森久保さんを翻弄。その名前を「小川祥太郎」に着地させます。メタい。ちゃんといったんは抵抗する森久保祥太郎さんの芝居が真面目ですてきです。
    • 息子だったら、相手についてどれだけ詳しくてもおかしくありません。「なぜ相手のことをよく知っているのか」を担保できる設定でした。
  • 歳の差、お互いの顔、服装などが明らかになるにつれ、客観的「親子感」が疑わしくなっていたという判断なのか、森久保さん側もバスの中で一緒にガラスを覗き込み「似てるかあ?」などと地ならしをしています。やさしいです。
    • これは別の公演にも通じるテクニックですが、「疑わしいことはきちんと疑う」ことによって、世界観の立体度が増します。2015年公演において、櫻井孝宏さんが「トモダチファクトリーを怪しむ」という態度を取ったことで、かえってトモダチファクトリーの実在性は増しましたよね。
  • 場面はコンビニ。ワードによるアシストもあって、コンビニ店長が母親を……という衝撃の展開が発覚。ボックスからはギターが出てきて、鳴らしてみたら(会場中に響く、増幅された)音が出てびっくり。アンプにつながってました。
    • 「AD-LIVEに出てくる小道具は全部本物というのが基本ルール」と過去に鈴村プロデューサーは発言しています。このギターも当然「演奏できるギター」で、ということですね。
    • ここで森久保さんは、母親の名前の決定を小野賢章さんに譲っています。記憶を取り戻したことにして口走ってしまってもおかしくない流れだったのですが、森久保さんとしては「設定は賢章に預ける!」という覚悟だったのだろうと思えます。この後も、森久保さんが能動的に設定を決め込んでいる場面は多くありません。
      • 怒涛の勢いで固定に突き進んだ寺島拓篤さんとは対照的です。
    • バスの中、ロッカーであることが判明した森久保さんに「俺の曲ってさ」と聞かれ、アドリブワードも引かずに「『PHANTOM PAIN』とか……」と応じる小野賢章さん。会場からはクラップが。そして「やってみるか」の流れから、森久保さんによってギターと歌が披露されました!
      • こういうの、AD-LIVEの贅沢ですよねえ。
  • Cキャストの登場場面。これまたすごいキャラクターが来ました。父のバンド仲間、テツヤです! 「よーう、スウィーティー!」と独特の呼びかけと共に森久保さんをハグ。どんなバンドだったか想像できる呼び名で一気にディテールが煮詰まってきました。
    • Cキャスト担当の西山宏幸さんのポテンシャルが場を席巻します。俳優であり音楽家でもある西山さんは自身もアコギを携えて登場。確かな技術でセッションを行ってくれました。
    • 息子・奏太も一緒に3人セッション、となり、奏太はドラムを担当することに。置かれていたスティックを手に取った小野賢章さんでしたが、テツヤの「そんなもん要らない、パッションだ」的な無茶ぶりをされ、完全パントマイムでエアドラムに挑むことになりました。結果、小野賢章さんのキレた動きがさく裂。西山さんがちょっと素で「すげえなお前」とコメントするのが楽しいです。
      • ここまでもそうでしたが、小野賢章さん演じる小川奏太は動きがちょっと面白い人なんですよね。父に年齢を教えようとするときの手仕草もなかなかコミカルでステキ。前公演ではずっと猫背だったり、直角にしか曲がらなかったりと、偏屈さを感じさせる形でしたが、そのあたりは和らいでいます。友達ができたからかしらん、と想像する楽しみがあります。前公演とつながる設定を多用すると初めてやってきたお客さんに対してはハードルが上がってしまうのですが、そのあたりはていねいにクリアしているので、あまり気にならないと思いますね。
      • アフタートークでは、小野さんが「佐藤生子さんを出そうかとも思ったんですけど、もう収集しきれない気がしてやめました」とコメントしています。
  • 場面変わって、地下鉄へ。父がなぜ意識を失っているのか、が明かされます。
    • 結果的に「アホになって地下鉄に飛び込んだから(しかもアホだったから自殺にすらならず弾き飛ばされて頭打っただけ)」とわかりますが、これは森久保さんがかなり精密に「自分から思い出す」を避けてきた結果だと思います。「小川祥太郎が絶望して自殺を図った」というシリアスな形でも成立しますしね。
      • カーテンコールで出てきたプロデューサーが「祥ちゃんが決めても良かったんだよね」と発言し、小野賢章さんも「全弾撃ち尽くしました」とコメントしていますから、森久保さんが手出しを控えていた、というのは間違いないところかなあと思っています。
  • 最終場面では言葉は要らないとばかりに楽器で音を合わせる親子の姿が。ギターとシンバル、異色のとりあわせですが、90分付き合ってくると、感動的な場面に見えるからすごいと思います。

というわけでした。では今日も「あとりぶ」行ってまいります。